lucky×unlucky



「そっか、じゃあ尚更乗らなきゃ♪ねぇ~亮介?」

ぐいっと手を引っ張って意識をこちらへ向けさせる

篠宮さんは驚いたのか目をまん丸にして俺を見た


「お、おう!篠宮さんが乗るんなら喜んで乗らせて頂きます!」


俺はへラリと亮介は冷や汗ダラダラで二カッと笑えば、篠宮さんは、難しそうな顔をしたあと

「そういえば…そういう人達なのよね…貴方達は」

ほんと…馬鹿

もう…勝手にしなさいよってため息混じりに言った




そのとき

俺等に呆れてたのかもしれないけど

ほんの少し、笑ってくれたような気がして

俺と亮介はお互いの拳を突き合わせてニンマリ笑った



< 96 / 159 >

この作品をシェア

pagetop