一枚のフォト
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そしてあっという間に下校時間になっていた。
あたしはというと・・・
残りで掃除です。
「カオル~ホントに俺いなくてもいいのぉ??」
「うん。あんたいても掃除はかどんない~」
「ひど!!」
「・・嘘よ。今日あんたバイトでしょ?あたしにかまわず行って。」
「!!カオル大好き~~~///」
そういい荘汰はルンルンで教室を出て行った。
「私はどうしよっか?w」
ココナがあたしを見る。
「て・・・手伝って★」
「ばーか。言われなくてもやってあげるわよーだ。」
「ココナさんきゅ!」
あたしはココナに手伝ってもらいぎり喜代田に合格をもらい学校を後にした。
「ココナ・・・あのパンフに載ってた景色・・見た?」
「あ~見たよ?むちゃ綺麗だった。」
「だよね~~」
そう、パンフに載っていた景色青い・・というよりエメラルドグリーンに近い色をした海。
それは海が汚くてそういう色をしてるんじゃなくて綺麗すぎてそういう色をしていた。
その海には夕日が沈みかけだった。
その綺麗な景色・・・。
それはあたしの持っている写真そのものだった。
「あの夕日があの海に沈むのは一年に一回なんだって。」
「そうなの!?」
「うん。それがどうかしたの?」
「あたしが気になってる写真の背景がそれなの・・。」
「え!?じゃあやっぱり珍しいから撮ったんじゃない?」
「だよね!あたしもそんな気がしてきた!」
「きっと男の子はそこで仲良くなった子なんだよ!」
「うんうん。ありがとココナ。ばいばーい」
「ばいちゃ~★」
そういいあたしとココナは別れた。
別れてから引いていた自転車に乗り込んだ。
今日は向かい風なので自転車がこぎにくい。
いつも以上に疲れた。
それから家についてからすぐに寝てしまった。
あの写真が何だったのかわかってすっきりしたからかな?
今日は気持ちよく寝れた。
でも、そんな簡単に終わるような写真じゃなかった・・・。