一枚のフォト
荘汰というのは・・・
あたしの
“彼氏”
なんです。
荘汰は随分前からの幼なじみで
ついこの前好きって言われてあたしも嫌ではなかったから
おkしたって訳。
・・・まぁパシリみたいに使ってると思われがちだけど
これでも一応荘汰のことは好きなはず。
あいまいだけんどー♪←
荘汰はとってもかわいい弟系のキャラ。
あたしはクールな姉御キャラ。
だから付き合ってると舎弟と姉御だ。
とかよく言われて荘汰があたしにすがってきたこともあったっけ?
まぁ他人からどう思われてても関係なんかないけどね。
そーこーしてる間に玄関のチャイムが鳴った。
あたしはインターホンごしにしゃべった。
「はい?」
《おーれーだーよー!!!荘汰!!!》
・・・そんな大声ださなくても聞こえてるっつーの。
そう思い黒のロングブーツを履き
荘汰の待っている外まで出た。
ガチャ・・
あたしがドアを開けたら息が乱れている荘汰がいた。
「・・・あんた走ってきたの?」
「もっちろん!早くカオルに会いたかった!」
ぎゅっ・・・
そういい荘汰はあたしにハグをする。
まぁいつものこと。
こう見えても荘汰はあたしより身長が15cmデカイ訳で、
スッポリ荘汰の胸の中に納まっちゃうわけですよ。はい。
「・・いいから行こうよ。」
あたしは荘汰の胸から脱出する。
すると荘汰は名残惜しそうに口を尖らせた。
あたしはそれに見向きもせず進んだ。
「待ってよカオル~~~・・・」
あたしの後をただただついてきた荘汰が可愛くてしょうがなかった。