一枚のフォト


荘汰は怒ってた。
何で怒るのさ。
でも小さい頃からの幼なじみは荘汰。
それしかあたしの記憶にはない。


お母さんとお父さんと小さい頃どこかに出かけて
その旅行地で知り合った男の子なのかもしれない。
それでたまたま仲良くなって
知り合って
遊んでていい思い出になったから写真を撮ったのかも知れない。
そう考えるとそうなんじゃないかな?
そう思えてくる自分がすごいと思う。
まぁそういうことにしておこう。
そう思いあたしは写真を机の引き出しにしまった。




♪~♪~

あたしのケータイがなった。

「もしもし。」
《あ!ココナだよーう♪》
「ココナ~~」
《ふふふw今日は荘汰くんとデートだったんでしょ?》
「・・・そうだけど?」
《良かったわねーww》
「・・・もしかしてそれ狙った?」
《え?ち・・・違うよ?》
「・・・そうなんでしょ。真実話してよ。」
《・・何か荘汰くんがさ、最近カオルが冷たいっていうから。
 俺と出かけるときいつも部屋着っぽい服でさー・・
 ココナちゃんと出かけるときどんな服?って聞いてくるから
 おしゃれだよ。って言ったらそれが見たいって聞かなくてさ
 だからわざとあたしと遊ぶようにして・・って訳。》
 

あたし荘汰を心配させてた?w
でもさ、荘汰と会うって言ったらそこらへんのコンビニだからおしゃれする必要ないかなっておもっていつも部屋着なわけで・・・

どこか遠くいこって言われればおしゃれすると思うよ・・?































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