姉妹
はぁ、私ったら一体何を考えているのかしら

とにかく!

美紅が帰ってきたら根掘り葉掘り聞かないとね!

ふふふふふふっ
あはははははっ


美月は一人にやけ笑いをしだした



「た、ただいま姉さま・・・」
美月の部屋の前には冷や汗さえ出して美月を引き気味にみている美紅の姿があった

「!!あら、美紅いつからそこにいたの!?」

「たった今。姉さま、一人で笑ってた・・・」

「・・・引いた?」

「少しだけ」

「本当に少しだけ?」

「・・・・・・・・・・・・・うん」

「何よ、今の微妙な間は。引いたならはっきりそういいなさいよ!」

「ごめんね、本当はすごく引いた」


あーやってしまったー!

と美月は心底落胆した

周りには気を配るべきだったわ

美月は首を左右にブンブンふって話題を変えた

「美紅!聞きたいことがあるの」
「姉さま、私言いたいことがあるの」

二人が同時に口を開いた

「多分内容は一致するわ。美紅、話して」

イワナイデ

・・・え?

「うん。私ね」

ヤメテ

・・・この声、何?

「晴樹と付き合うことになった」

イヤダ

「そんなことだろうと思ったわ」

美月は笑ってみせた
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