女装彼氏★男装彼女



そこであたしの姉、
通称カナ姉がどこかで聞いていたのか
タイミングを合わせて入ってきた。


「あら?
もしかして凰くんとデート?

じゃあ、私今ユウちゃんに着てほしい服があるのぉ。
部屋まで着いてきてね。

あ、凰くんはいつもの場所にあがって待っててねぇ?」

「はいっ」


どこから見ても喜びの顔になった凰を一階に残し

あたしは引っ張られるようにして
二階のカナ姉の部屋に入った。


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