短‐誕生日おめでとう!
あれから、十四年。



「十四年も付き合ってるのに、結婚しようって一度も言われたことないんだよ?私に魅力ないから?……伶、私とは結婚したくないのかなぁ?」

「いやぁ、まさかそりゃないでしょ?これで結婚しなかったら青春時代返せよって感じじゃん。」

そうなんだけどね?

ほんと、伶はどう考えてるんだろ?

でも……怖くて、聞けない。
『結婚』を伶に強制したくないし、もし伶が私とは結婚したくないと思っていたら?



私、伶と別れなくちゃいけなくなるの?





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