短‐誕生日おめでとう!
そんなの、やだ。
私は、何年付き合っても伶への気持ちが冷めることはないし、伶のことが大好き。





だから、いまだに何も言えないでいるんだ……。





「でもさ、ほんと何で踏み切らないんだろう、伶君。明日、もし伶君がなんも言ってこないようだったら、これからのこと考え直した方がよくない?」

「考え直す?」

「……他の人探す、とか。」
「そんな!!」
「いや、まぁいくらなんでもそんなことにはならないでしょ。でも、脅す位してもいいんじゃない?結婚したいんでしょ?」

「………。」

結局、なにも言い返せなかった。
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