心はcloudy sky



最寄りの駅から三つ目。


「降りるよ!」


うちにとって、この駅
周辺は里麻とよく来たから慣れたもんだ。


後ろで松宮がモタモタしていた。


「なにしてんの?」

「いやー、ここ来たことないなって…」

松宮はキョロキョロしながら、うちの元へ。


「来ないの?品濃とかと」

「うーん、俺出掛けるとか怠いから誘われても
蹴ってた((笑」

「酷い奴((笑
でもじゃあなんでうち
なんかと…?」


うちは疑問に思った。

松宮の中で品濃は大切な存在だと思う。
だから遊びの約束を蹴るなんて…。


「あとで教えてやるよ」


そういって、松宮は微笑んだ。



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