心はcloudy sky
「当ててやろうか」
「何を??」
「お前が何考えてるか」
「………ι」
品濃はシャーペンを置いて、うちを真っ正面に
捉えた。
「今何考えてたの」
「……なんでうちが
こんなことしてんのかなって」
「ふーん…」
品濃はまたシャーペンを持って、問題集を睨んだ。
あの日から、品濃はよくうちに話しかけてくれるし、
いつも広也の事考えて
悲しくなってるとメールしてくれたり。
(エスパーかよ)
うちも参考書を開いて
読みながら考えていた。