心はcloudy sky
そして。
あの日から二日後。
今日は発表日。
一回学校に言って時間
調整をしてから見に行く。
「…さぁ、行くか」
「品濃!受かってろよ!笑」
「オッケ!笑」
授業を抜け、廊下に出ると高添も皆に応援されて廊下に出ていたとこだった。
「あ、品濃」
「よっ、じゃあ行くぞ」
俺らの学校からこの高校を受けたのは俺と高添だけ。
二人きりで電車に乗り込んだ。
「……ッ」
高添は緊張しているのか一生懸命カイロを振っていた。
「受かってるよ」
俺は高添の頭に手を乗せ、ポンポンと叩いた。
「だと良いなぁ」
高添はカイロを握り締めた。