心はcloudy sky
『次は〇〇駅です』
流れていく電車の風景。
(どんどん変わってゆく……)
うちも、あの広也の
死んだ頃から
変わらなきゃいけない。
電車が駅に着き、改札を出た。
グゥゥ……
「お腹減ったなぁ…」
給食はもう無いし。
このまま6時間目まで
耐えなきゃいけないのか。
スタスタと歩いて学校へ向かった。
──一方品濃は。
「あれ…?高添?」
品濃はホームを歩き回っていた。
たまたま反対側の階段
から高添は行ったため
すれ違いとなった。
「……俺も行こ...」