心はcloudy sky



あまり話さないから松宮の話し方はぎこちない。

話すとしても最近仲良くなった品濃を介してだし。


「え、まぁ課題曲?」

「ふぅん、ま、俺居るしね♪」

フフン、と得意げな松宮。

「自分で言うかよ…ι」

うちは呆れ果てた。


松宮は一年の時、伴奏者賞を取っていた。
(学年の中で最も伴奏が優れている人)


「~♪ま、お前も下手じゃないじゃん?」


松宮は余裕な顔で言う。

「いやいや…ι」

なんだか微妙な心境になったうちは適当にはぐらかした。



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