アイドルが生徒会長!?地味子はケータイ小説家!!~リアルな二人のLOVESTORY~

 私は父親の連続サスペンスシリーズ『探偵毛利倉之助』の発売15周年目の記念
パーティーに出席。


 着慣れない振袖姿でお父さんとともに来賓者に挨拶。


 私は黙ってマネキンのように立って…時折愛想よく笑って、頭を下げるだけ。


 同じ作業の繰り返しだから…途中で何だか…疲れが…


 「少し…休んでいい?」


 「ああ…疲れたか?」


 「うん…まあ」


 人の多さに酔い…

 素顔を晒しまくっているもんだから…余計に気疲れしていた。


 私はボーイからオレンジジュースのグラスを受け取り…目立たない…フロ
アの隅で休憩。
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