アイドルが生徒会長!?地味子はケータイ小説家!!~リアルな二人のLOVESTORY~
「夕海♪」


弾んだ声で近づいてくるのは私の唯一の親友赤川月実(アカガワツキミ)。


「……何してんの?」


「別に…」


「ネタ作り?」


私は顔を上げて…月実の口を塞ぐ。
月実だけは知っている…私がケータイ小説を書いているコトを。


「…く、苦しいよ~」


「誰かに聞かれたら…ヤバイって」


私は月実の口から手を離して…念を押す。


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