好きだけど…
「ご~めん、ご~めん!」
「もう!!」
武藤先輩が、純ちゃんの腕を引っ張って学校に入って行った。
あの二人…いつの間に仲よくなったの………?
足が、ガクガクした。
校門に入ると……
「ねぇ~!?みた!?いまの!?」
「うん、横田先輩と武藤先輩でしょ!?」
「横田先輩かっこいいから、狙おうか迷ったけど…
あんな、美人な武藤先輩がいたら…お似合いすぎて……むしろ応援したくなっちゃうよね!!」
「美男美女って感じ!!」
同じ学年の女子がうらやましそうに言っていた。
やっぱり……ウチみたいな標準女子は似合わないのかな…
はぁ~
半落ち込みモードで教室に行った。