好きだけど…
好きだけど…
私は、中身を開けた。
そこには2枚の手紙がはいっていた。
早速、読んでみると…
"江理へ"
この、手紙は少し武藤に手伝ってもらった。
情けなくてごめんな。
俺は、あんまり気持ちを正直に伝えられる奴じゃないから…
手紙で伝えようと思った。
今から話すことは、決して嘘じゃないから。
可愛くて、前向きで、やさしくて、少しドジな江理が俺は好きだ。
これは、幼なじみとしてじゃなくて…
恋愛感情としてだから。
この、気持ちに気づいたのは…
江理が、春人にいじめられているのをみて…
俺が江理を守らなきゃって思ったときからだ。
いつも泣いてばっかで、小さかった江理が好きで好きで…仕方がなかった。
もし、返事がOKなら……学校の屋上に16時にきてくれ。
返事がダメなら…17時まで待つから…
来なくていい。
ダメなら、江理が大好きだけど…
諦めるよ。
もし、フッても…OKでも…
いつも通りの笑顔がまぶしい…
元気な江理でいてください。
"横田純平より"
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