好きだけど…
好きだけど…

私は、中身を開けた。


そこには2枚の手紙がはいっていた。








早速、読んでみると…









"江理へ"

この、手紙は少し武藤に手伝ってもらった。
情けなくてごめんな。

俺は、あんまり気持ちを正直に伝えられる奴じゃないから…

手紙で伝えようと思った。

今から話すことは、決して嘘じゃないから。

可愛くて、前向きで、やさしくて、少しドジな江理が俺は好きだ。

これは、幼なじみとしてじゃなくて…
恋愛感情としてだから。


この、気持ちに気づいたのは…

江理が、春人にいじめられているのをみて…


俺が江理を守らなきゃって思ったときからだ。


いつも泣いてばっかで、小さかった江理が好きで好きで…仕方がなかった。



もし、返事がOKなら……学校の屋上に16時にきてくれ。


返事がダメなら…17時まで待つから…
来なくていい。

ダメなら、江理が大好きだけど…

諦めるよ。

もし、フッても…OKでも…

いつも通りの笑顔がまぶしい…

元気な江理でいてください。

"横田純平より"













…………………………………………


< 153 / 168 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop