好きだけど…
武藤…武藤!!
いた…
「武藤!! ちょっとお願いがあるんだけど…」
「いいよ~☆」
武藤が笑顔で言った。
なんだか、みんな機嫌がいいな。
祭りだからか?
武藤に全部話すと…
少し、顔がひきつった気がするが…気のせいか…?
早速、相談すると…
「横田の気持ちを全部書けば?」
なんか、話し方が変わったけど…
まぁ…いっか…
「どういう方が喜ぶ?」
正直に聞くと…
「あの子…たんじゅ…素直だから、何でも嬉しいと思うよ」
武藤に言われて、自分の伝えたいことを手紙にぶつけた。
武藤に読んでもらうと…
「いんじゃない?シンプルで」
「ありがとう。武藤…助かった!…はい、これお礼。甘いのダメだったら…ごめん」
「いや、大丈夫…甘いの好きだから」
あ、やべっ!!
江理との約束の時間が…!!
手紙が、少し字が汚いから消していこう。
消して書き直そうとしたら…
江理が…悲しそうにこっちを見ていた。