好きだけど…
「嫌がらせは続いたけど、私は横田が大好きだったからぜんぜん、怯まなかった。

それで、高2になっても嫌がらせされてて…

もう、嫌になってきて・・・・・・

横田に告白したの。



でも、フラれちゃった。

友達以上になれないってね・・・。

悲しくて、悲しくて

告白した次の日、学校ズル休みして、

次の日、学校行ったら…


私が横田に告白したこと、学校全体に広まってて。


周りの女子から、笑われたりしてね…

もう嫌だった。

悔しさと悲しさでいっぱいで・・・


部活に行ったら、嫌がらせは消えて、先輩からクスクス笑われたりして…


悔しくなって部室を出ようとしたらね…


今まで、全くしゃべったことがなかった渚が

いきなり!! そこにあったテニスボールを先輩に投げて・・・


「なにすんだよ!!
後輩のくせに!!」


「好きな人に、告白してなにが悪い!!

何にも、悪くない人を嫌がらせして、

人がフラれて悲しんでいる人を、平気で笑って嫌がらせしている、てめぇらの方がよっぽど恥ずかしいわっ!!」」



< 39 / 168 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop