One side love



久保の目を見ると、久保はあたしから視線を逸らす。




「まぁ、あれだ。
本気でやりたいと思えることができたから…かな。」




腰で履いている制服のズボン。
そのポケットに手を入れながら答える。




「……本気で?」




「そう。
俺さ、あれからバスケ始めたんだよ。」




久保がシュートする姿が目に浮かぶ。
きっとカッコイイのだろう。



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