ぼくの部屋


――――――――

えっ…男の子じゃないの?女の子??
え…?あれ…?
でも朔羅って男の子でもいそうだし…



「…ちゃん?…水月ちゃん?…どうしたの?」


「―あっ。朔羅さんて女の子なんですか?」



「?…ぷっ、アハハハハ…」

「えっ…あれ?」



「そうだよ、私こんなんだけど女だから。ほら…」


といってみせてくれたのは学生証だった。



本当だ。女ってかいてある…。


「なに?そんなに意外だった?」


「はい…朔羅さんかっこいいんだもん。」


「ハハ…ありがとう。あ、“さん”ていらないよ。サクラでいいからね。それと敬語もね。」



「うん。あたしもみづきでいいよ。」



「わかった。じゃあ水月、これからよろしく。」



「あっ、うん。よろしくね。」
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