Hearty Affection
第二章
次の日。
あたしは朝、いつもどおりに自分の席に座っていた。
斜め前の隼人の席はまだ空席。
「奈江っ!!」
その時、
背後からあたしを呼ぶ声がして振り返ると、
華が笑顔で手を振っていた。
「あっ、華おはよー」
華はあたしの後ろの席で、入学してすぐに仲良くなった。
1番の友達と言ってもいいぐらい、大好きな友達。
いわゆる親友。