Hearty Affection
第五章
新学期になっても学校には行かなかった。
こんな状態のまま、隼人には会えない。
気持ちが溢れ出してしまいそうだったから。
隼人の前で泣くなんて、絶対にしたくない。
心配した華と桂ちゃんがお見舞いに来てくれた。
それでもあたしは何も話さなかった。
現実を受け入れたくなかった。
隼人を失ったという事実を、認めたくなかった。
けれど、
別れてから一度も隼人から連絡はこなかった。
本当に終わったんだと……実感した。