ラブソングをもう一度
「そうだよ。大学4年。今は夏休み」
「ふぅーん…」
彼女は俺のことになどまるで興味はないというように、ホットミルクを流し込みながら、曖昧な返事をする。
「風呂、入るだろ?着替え、出しとくから。そこの風呂、好きに使って」
クローゼットの扉を開き、Tシャツとジャージを取り出す。
さすがに下着までは、用意できないけどね。
「ありがとう」
彼女は素直にそう言って、黙って用意した着替えを持って、風呂場に入っていった。