君に嘘を捧げよう

今日はカイのなぐさめに付き合っていた。

なんかカイと久しぶりに会った気がする。

「ええわお前はすべて順風満帆で」

「難しい言葉を…珍しい」

「そんだけくやしいんじゃ!幸せオーラ出しまくりおって!」

「あ、スンマセン…」

「今日もうヤケ食いしてやるわ!」

「自分で払うならどうぞ」

「ん?何ゆーとんの。アヤネちゃんの誕生日のツケ、まだやで」

「覚えてたのかー!?」

「てなわけで今日払ってなー」

「んなー!?」

結局俺は破産寸前まで食い荒らされた。前にも破産しかけたような…。

「んじゃ、幸せにせえよバーカ!」

「なんだアイツ」

俺らはそうして帰った。
< 79 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop