兄弟の絆~メンケス病に産まれて
覚悟
宣告された日は、お互いの、両親には言わないでおこう。

話し合いを何度もくりかえした。

なぜなら、成長遅滞、首座らない。血管蛇行、てんかん、腎臓、これから様々なことが、未知に起こってくる。

そして、12月9日
宗真には 銅の精製の注射を、皮下注射を各日ですることになった。

先生が
『親なら、糖尿病と同じで、打つことできるんです。なので、練習しましょう』

といわれ、夫婦で ブドウ糖で 注射の練習。

主治医や、看護婦さんにも、 打って慣れた頃、
宗真に打つ日が決まった。

ぷにぷにした腕なので、
血管を避けるのに

血管が見えない…

でも、覚悟を決めて打つことにした 。

私『宗ちゃ~ん。ママと一緒に頑張ろうか!!』

宗『あぶぅ~』

わかってないね、これは…

そして、周りの人のサポ-トで 抑えてもらい
一番細い、長めの針。

消毒して、覚悟して、深呼吸して打つ。

すると、無反応。


ん?何?見たいな顔して、 時間差で、泣き初めた。

そして、抱き上げて、
よしよし、いいこだったね
これから、パパとママが あなたの生命、預かって、
大切に育てるから…

一緒に、頑張ろう☆彡


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