さくら、ひらひら。




今は、きっと違う…よね。





確認したいのに、


怖がりなあたしは


やっぱり答えを出すのを先送りにしてしまうんだ。







泣くことも、眠ることもできないまま

気が付けば空は明るくなっていた。




何気なくケータイを開くと、


メール一通。




『弥生、大丈夫だった?最後まで一緒にいられなくてゴメン』



聖治からのメール。




あたしの脳裏には、昨日の大の言葉がよみがえる。





< 114 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop