さくら、ひらひら。
『大丈夫だよ。ありがとう。ねぇねぇ、今日もあえる?』
そんなメールを送ってしまったのは、
寝不足のせいだと思いたい。
間もなく、聖治が家に来た。
「弥生?大丈夫か?」
「大丈夫…だよ」
「…顔色悪いけど…」
「大丈夫だって。ね、来てくれて…ありがと」
「別に、いいけど」
なんだよいきなり、と聖治が笑う。
「ねぇ、優依と付き合ってたって…本当?」
その瞬間、聖治の笑顔が消えた。
硬い表情であたしを見つめた。
「そんなこと…どっから…!」