さくら、ひらひら。




本当は今すぐにでも抱きしめたい。


そう思った事は何度もあった


あったのに、できなかったのは…



弥生のことをちゃんと思えていたのか


それとも俺がビビりだったからか…。





それはわかりたくないけれど


『好き』って気持ちだけは…。




いつでも弥生の笑顔をみて、

俺だって和んでたんだ。






でも、それが『この笑顔を俺の物にしたい』っていう


〝わがまま〟に変わるまで時間はかからなかった――――――。








いつか、いつか、な?


また4人で笑える日が来たら


その時は何もなかったように接するから。




許してくれ。




大side 終わり
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