さくら、ひらひら。
旅行の時の事が
まるで走馬灯のようにあたしの頭を駆け抜けた。
本当に…最後の思い出になったのかな…?
聖治は…最後なわけがないとあたしを励ましてくれたね。
今まで、ついていることが当たり前に感じていた。
それは、まるであたしたち4人のように。
一緒にいることが当たり前で、
離れたらきっとみんなを探してしまう。
きっと、この鈴もそうなんだろう。
今はついていることが当たり前だけど、
なくしたら探し回るだろう。