さくら、ひらひら。





信行さんは静かに笑うと、



「うん。おやすみ」



と部屋を出て行った。








一人になると〝誰に電話しようかな〟って

思ってたはずなのに




やっぱり



あたしは勝手に



彼を求めてしまうんだ―――――。










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