さくら、ひらひら。




「あんたが、…あんたがっ!

優羽と仲良くなければ!

優羽は死ななかったのに…」


そう呟いて、また泣き始めた。



あたしは、なんと言葉をかけたらいいのか

わからなかった。



『それは、あたしのせいじゃないんじゃない?』


そんな言葉も言えなかった。




代わりに言葉を発したのは、大だった。


「なぁ、それって…。

弥生は関係ないんじゃね?」




優依は顔を上げ、キッと大をにらんだ。





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