さくら、ひらひら。




「本当に…あたしたち

もとに戻れたね…」



「ちょっと変わったけどね?

関係性がっ」


優依がいたずらっぽく

ウインクして見せた。



「…あ、今の可愛いよ!」


「うそ!マジで!

じゃ、練習しとく!」


「うん!頑張って!」




「…はぁ。高校で友達見つけたけど

やっぱり弥生といるのが

一番落ち着く。


優羽のことでは勘違いしてて

いっぱい傷付けた。

…ホントは『大っ嫌い』っていう事も

できたんだよね。

でも、できなかったの。

それは…4人の関係を壊したくない

っていうのもあったけど

なんだかんだで、うち

弥生のこと…大好きだから!」



最後の一言は叫ぶように言うと、

「あー、すっきりしたぁ」


と笑った。







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