さくら、ひらひら。




『…弥生ちゃん…お姉ちゃんを

助けてくれて…ありがとう…』




と、声がしたかと思ったら

ここの辺りには桜の木はないはずなのに



一枚の花びらが



あたしの前を




ひらひらと舞って






青い空へと消えた――――――。






「弥生、おはよ」




「…おはよう!」










<END>










あとがきへGO!
< 212 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop