さくら、ひらひら。
第2章 卒業までの1週間。
「やっだぁ…もう1週間後卒業だってさ…」
優依がつぶやく。
「ヤなこと言うなよっ!気にしてたのにぃっ!」
女の子みたいな声を出しておどけるのは、
大。
「お前らうるさい」
一人冷静な聖治。
「ホントにこの4人最高だよね!」
あたしはそう言って笑う。
今は大の家。
みんなで集まっておしゃべり会の真っ最中。
「最後になんか思い出づくりしたいね!」
そう言葉を発したのは優依。