さくら、ひらひら。




「そうそう、お詫びにアイス!!買ってきたよ!弥生の好きなキャラメル味!!」

「うわぁ!!ありがとっ!!」

「…俺のは?」

「チョコレート!」

「甘そ…。」



甘そうなんて言いつつも実は甘いもの好きの聖治。

甘いものが好きそうで実は苦手な大。



もちろん甘いもの大好きなあたしと優依。



「いただきまーす!」




ちょっと交換したり。


あたしたち、なんかもう間接キスとか気にしなくなってる。




「おいしーっ」

「てか、こんな時間にこんなもん食って大丈夫か?」

「何が?」

「太るぞぉ~」


その大の一言で女子二人は「いやーっ」と叫んだ。


「やめてよ、バカ!」

「そんなこと言ったらおいしくなくなるでしょ!」



あたしたちの剣幕に押されたのか、「…ごめん」と謝った大。





そんな感じで楽しい夜は更けていった。





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