さくら、ひらひら。



「移動してください」


学級委員があたしたちを一列に並ばせ始めた。


あたしは自分のところに行って、

考えていた。

聖治と優依の事。




すると、肩をたたかれた。

「弥生ちゃーん、前!」


「あっ、ごめんねっ…」


小走りで前の人に追いつく。



…忘れよう。

こんなこと。






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