さくら、ひらひら。




優依とあたしは号泣。

大も少し目が潤んでいた。

聖治は平気な顔であたしたちが泣き止むのを待っていた。




聖治があたしの背中をさする。

大は優依の背中を泣きながらさすっている。


聖治にふれられた部分に熱が集中してるみたいで
ドキドキも涙も止まらなかった。



「もう泣き止めって…」


大にあたしたちを任せて聖治はどこかに行ってしまった。



「ほら、泣き止め」





< 75 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop