さくら、ひらひら。



4人で、大のお母さんの作ったケーキや、いろいろなごちそうを食べる。

「おいしい?」


「はいっ!とっても!」


「よかった。まだまだあるからいっぱい食べてね!」


「はいっ!」




あたしたちはお腹一杯になるまで食べて、大の部屋で
やっぱりいつものようにいろいろ話をすることにした。



「卒業しちゃったよー!どうする!?」


「どうするも、こうするも卒業しちゃったから」

優依と大の明るいやり取り。


「高校からは…一人なんだけど…」

「俺も…」


あたしと聖治のつぶやく悲しげな言葉。





「まぁ、きっと4人なら大丈夫だよ。そうでしょ?」


あたしが気を取り直すように言うと、

優依が少しだけあたしを睨んだような気がした。


旅行の時のような、冷たい目で。








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