さくら、ひらひら。



こうしてると、ほんとに聖治と結ばれているような気分になる。




「…熱、どう?」


「うーん…」



聖治があたしのおでこに手を当てようとした瞬間。




着信音が鳴り響いた。


「大…だ。」



恐る恐るピッと出てみる。




「弥生…?」



「うん…。」





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