ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
次の日、いつものように花を持って、おばあちゃんのところへ向かった。

不安を隠しきれず、早歩きになる。


「着いた…」


病室に到着する。

ドアを開ける前に、深呼吸をして息を調えた。

そしてゆっくりドアを開けた。


「……」


そこにはいつものようにニッコリと出迎えてくれるおばあちゃんの笑顔はなく、ポツンとベッドだけが置いてある。

あたしはそれを見て、言葉を失った。
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