ド ロ ボ ウ ネ コ (改)

一人

それから一週間しない内に、結平とお母さんは結婚した。

そして結平はあたしの家で住むことになった。

あたしは毎晩男と寝た。

家にいるのが辛かった。

夜にあの声を聞きたくなかった。

結平がお母さんとなんて、考えたくなかった…


「チカ!聞いて聞いて!」


学校で愛美が話しかけてきた。

愛美には結平のことを言っていない。

あれだけ応援してくれた愛美に、どうしても言うことができなかった。
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