ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
「ふー…」


水を一気飲みし、一息つく。

電気の光に目を細めた。

自然と結平に初めて出合ったときのことを思い出す。

あの時は好きになるなんて少しも思っていなくて…

ましてや結平がお父さんになるなんて、考えもしなかった。


「……」


いろいろあった…

いろいろありすぎた。

結平を好きになりすぎた…

だからあたしは…

…明日ここを離れる。
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