ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
「クリスマスにあったことは忘れて…」

「え…?」

「あたし、どうかしてた…娘が父親に告白するとかないよね」


そう笑って話すと、結平は何も言わずに下を向いた。


「あの日は何もなかった…今まで通り親子としてよろしくね」


これでいい…

これで……


「寒かったよね。部屋あがっていくでしょ?」

「…ごめん、今日は美夜子さんと約束があって…」

「そっか…お母さんと約束してるんだ…」


本当にこれでいい…?

あたしムリしてない?
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