ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
「かわいいね、ちーちゃんは」


そう言って、あたしの頬を触った。

あたしはネコのようにそれを受け入れる。

そんな幸せな日々が続いた。

父と娘という壁を越え、深く愛し合った。

肉体的関係はない。

親子ではなくなるまではしないと二人で決めた。

つまりそれは…

お母さんと離婚することを意味していた。
< 206 / 235 >

この作品をシェア

pagetop