ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
次の日の夜。


「…そろそろ寝ようかな」


テレビを消し、ベッドに向う。

今日は結平が来なかった。

きっとお母さんと話し合っているのだろう…

結平ばかりに辛い思いをさせていることは分かっている。

でも、さすがに血の繋がったお母さんに『離婚して』などと言えない。

不倫の相手が実の娘だなんて言えない。

いずれ分かるにせよ、今は言えないのだ…

そんなことを考えながら目を閉じた。

だんだん眠りに入っていく。

そんな時だった。
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