ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
「結平のおばあちゃんが亡くなって、弱気になってたところを狙ったから、バチがあたったのかもね…」
そう言って、お母さんは笑う。
だんだんあたしは、そんなお母さんを直視できなくなっていった。
「最初から結平…私を愛してくれてなかったのかな…」
「そんなことないよ!」
何を言っているんだろう。
「結平はちゃんとお母さんを愛してた!」
結平を奪ったあたしが何を言っているんだ。
二人を壊したのはあたしではないか。
でも、口から勝手に言葉が出る。
一人の女としての言葉が。
そう言って、お母さんは笑う。
だんだんあたしは、そんなお母さんを直視できなくなっていった。
「最初から結平…私を愛してくれてなかったのかな…」
「そんなことないよ!」
何を言っているんだろう。
「結平はちゃんとお母さんを愛してた!」
結平を奪ったあたしが何を言っているんだ。
二人を壊したのはあたしではないか。
でも、口から勝手に言葉が出る。
一人の女としての言葉が。