ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
ふとその黒猫と目が合った。
その時…
「ちーちゃ~ん!」
遠くから結平の声が聞こえた。
手を振ってその方へ歩き出す。
あたしの横を黒猫が走った。
黒猫の横をあたしが歩いた。
あたしはもう『ドロボウネコ』じゃない…
「ん?ネコ」
「うん、なんか魚くわえてた」
あたしは人事のようにそう言った。
その時…
「ちーちゃ~ん!」
遠くから結平の声が聞こえた。
手を振ってその方へ歩き出す。
あたしの横を黒猫が走った。
黒猫の横をあたしが歩いた。
あたしはもう『ドロボウネコ』じゃない…
「ん?ネコ」
「うん、なんか魚くわえてた」
あたしは人事のようにそう言った。