ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
左手は力強く身体を押さえ、右手はゆっくり奥へと進む。

…もう逃げられない。

でも仕方ないのかもしれない。

こうなったのも自分のせい…

それに…

あたしはもう汚れてるから…

これからさらに汚れようが、汚れているのに変わりはない。

……

でも……

なんでかな、あの人の笑顔を思い出してる…

涙を流してる…


「……」


手が下着の下まで達したとき、あたしは叫んだんだ。


「結平…!!」


なぜかあの人の名前を…
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