ド ロ ボ ウ ネ コ (改)
バンッ…!!


急に押さえ付けられていた圧力がなくなった。

そして目の前には…


「大丈夫!?ちーちゃん!」


あたしが呼んだ人…


「なんで…」

「やっぱり心配になってさ、嫌われるの覚悟で戻って来たんだよ。そしたら…」


そう言いいながら着ていた上着を脱ぎ、あたしにかける。


「ちーちゃんが俺を名前で呼んでくれたからビックリしちゃたよ」

「それは…!」

「…すっごい嬉しかった」


その人はにっこりと笑い、あたしの頭を優しくなでた。
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